62_生物的危害要因 ⑥腸管出血性大腸菌-2

こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。
今回も腸管出血性大腸菌の解説を行っていきます。

内臓肉に注意!

牛レバーも内臓ですから同様に気をつける必要があります。野菜と生肉で扱うまな板・包丁は必ず使い分けて別々にする、サラダは先に調理する等の注意が必要です。

生野菜でも気をつける必要がある!

生野菜からの感染も気をつける必要があります。なぜかというと生産現場で汚染されていることを否定できないからです。栽培現場の近く牛舎があり、そこから発生した排水が野菜に付着してしまったり、殺菌が完了していない未熟堆肥を施肥してしまうことにより、腸管出血性大腸菌が野菜に付着したまま出荷・喫食してしまう可能性があります。野菜をよく洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム等による殺菌を行うことで対応が可能です。注意すべき食材・食品は、牛肉、牛レバー、野菜類等です。