清掃・洗浄の手順について



こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。
今回は7Sの「清掃」と「洗浄」の具体的なやり方について解説していきます。
 

具体的なルールを決めよう

まず清掃洗浄ともに具体的なルールを設定する必要があります。どんな洗剤をどれだけの希釈度で使わなければいけないのか。どこまでの清掃を実施すればしっかりと行なったと言えるのか。次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌は何分行う必要があるのか。どれだけの頻度で清掃洗浄を実施すればいいのか。など予め決めておかなければならないことはたくさんあります。

ルールが正しいかをチェックしていこう!

またこの決めておいたルールが本当に正しく機能しているかどうかもチェックする必要があります。洗剤を使わない洗浄を行っていた場合、洗っていると言う事実はありますが、食中毒原因菌が排除されていなかったということもあり得ます。やり方ルールの設定次第で効果は変わるので定期的な検証を行い、これで本当に正しい手順なのだろうかというのは常に疑問を持ちながら取り組んでいただければと思います。

事業所によってルールは様々!

また清掃と洗浄に関してはその事業所によって方法は変わってきます。例えば床がフラットになっておらずでこぼこしているという場所であればそこの水切りが重要な工程となる場合があります。そのように自社で取り組む際にどこが重点的に清掃しなければいけない場所なのかというのは、分析を行った上で手順を決めていくと効果的になります。一度決めた手順が正しいと思うのではなく、どんどんレベルを上げて改善を重ねていくものだという認識で取り組んでください。