一般衛生管理④ 設備のメンテナンスとその記録


こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。


設備のメンテナンスは日常的に実施することが大切です。そして、その記録を残すことで、何か起きた際にも、原因を振り替えられるようにしておきましょう。

管理のルールをあらかじめ決めておこう!

施設や設備を管理するにあたって大切になるのは、あらかじめ施設設備のメンテナンスルールを定めておくことです。そしてそのルールを運用し、その結果について記録をしていくことも同様に大切です。ルールや手順書として、文書化する内容には「対象となる場所、品目、装置、器具や作業責任者が誰か、その方法と頻度」等を含む。文書化した後、それを組織全体に共有し確認します。そして、この内容が食品安全にとって本当に有効に働いているかの検証(有効性の確認)を定期的に行う必要があります。

日常の管理と記録をルーティン化しましょう!

エアコン、冷蔵庫などの設備に異常がないか、排水トラップに問題はないか、清掃や消毒、ネズミやゴキブリ等がトラップに掛かっていないかのチェックや、廃棄物処理が自治体のルールに則っているか等の適切な管理を行い、状況を記録していきましょう。記録がないのは「何もしていないのと同じ」です。毎日の記録を着実に収集し、食品事故発生のリスクを軽減していきましょう。