一般衛生管理⑪ ロット管理とリコール



こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。
今回はロット識別とリコールについて解説していきます。

もしもの事故に備えて準備をしよう

誰がいつ製造したものなのか、どの製品がどのルートでどのように消費者に販売されたかを追跡できるようにしておく必要があります(ロット識別)。そのうえで、食品事故につながる問題が発生したときに備えて、事前に問題ロットの把握や回収方法等の計画を立てておきます。そして、回収の方法は定期的にテストし、有事の際に本当に有効なのか、正確に素早く回収作業が行われるかを検証する必要があります。

うっかり混入を防ぐ対策をしよう

なお、リコール(回収)された製品は、管理者の監督下に置き、うっかり正規の商品と混じらないように対策することも大切です。また、食品衛生法による改正によって、自主回収を行った場合でも、行政機関への報告を行うことが義務付けられました。
もしも事故が起こってしまったら、を考え、あらかじめ事前に準備をし、すぐ動けるようにしておくことが大切です。