一般衛生管理⑥ 設備のメンテナンス


こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。
今回は一般衛生管理の中でも、設備に関する考え方について触れていきます。

機械設備はメンテナンスしやすい設計にしよう!

設計や設置段階からの工夫で、管理のしやすさはかなり変わるものです。まず機器設備の設置で意識したい点ですが、まず、メンテナンスと清掃が容易な設備にします。例えば、壁、床、機器表面の素材は、繰り返しの洗浄・消毒に耐え、水や洗剤等を吸収しないものです。
具体的には床はコンクリート、作業台は木製よりもステンレス製が望ましいと言えます。床には水勾配を付け、排水をよくし、天井構造や壁と床の接点には、ほこりが溜まりにくい構造とすることが好ましいです。また、床に水を流さないドライシステムで工場を設計する方法もあります。現場の湿気をいかに無くすかは、カビとの戦いを考えるうえで最重要のポイントになります。設備は、清掃のために分解でき、設備と壁の間に人が入れる清掃用のすきまを設けます。設備の下にスペースがあっても物を置かないルールにし、清掃を行いやすくします。