一般衛生管理⑧ 入退場者管理


こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。
 

食品防御の考え方が広まってきた

今回はHACCPと一般衛生管理の範囲について解説していきます。
昨今では、冷凍食品への農薬事件などをきっかけに、食品防御の考え方が広がってきました。食品防御は、フードディフェンスとも呼ばれ、悪意を持った第三者や内部の人間が、食品に対しての加害を防ぐための手法をこのように言っています。食品防御対応のため、防犯カメラを設置したり、私物の持ち込みを徹底的に管理するようにしました。という食品工場も多いかと思います。

入退出者管理で外部からの危害要因持ち込みを防ぐ

その食品防御に加えて、入退出者の管理も徹底が必要です。これは食品防御に加えて、衛生管理の面からも重要です。外部から危害要因となるノロウイルスのような食中毒原因菌を持ち込ませない、という観点も必要になります。前述した入室のルールは、納入者等の一時的な入出者にも適用する必要があります。研修目的等で入室する必要がある場合は、作業するときと同じ手順で健康・衛生チェックを行った上で入退出を行い、入退出記録を付けるようにします。