一般衛生管理① 原材料の安全性


こんにちは。
中央海産株式会社の高松です。
冷蔵・冷凍倉庫で、食品衛生事業を担当しています。

原材料チェックも一般衛生管理の範囲内

今回から、一般衛生管理で取り扱う具体的なポイントをいくつか紹介していきます。
食品製造では、まず原材料の安全性を確保します。生産者の責任範囲でしょう?と思いがちですが、受け入れ側でも、しっかりと納品時のチェックや一時生産者の管理や監査を行い、安全性を確保する必要があります。例えば、原料のラベル表示や成分表を確認したり、生産者や卸売業者から安全性についての確認書類を提出してもらうことで行います。確認書類には、納入者証明や安全データシート(SDS: Safety Data Sheet)があります。原材料のみならず、包装材や調味料等についても同様です。

一次生産品の納入時チェックはマスト!

また、納入時に担当者が基準を定め、しっかりとチェックをし、記録に残すことも大切です。見た目やにおいに異常はないかなどの官能検査や箱などに破れがないかなどの項目をチェックし、基準に達しないものは受け取りをしないようにしましょう。今まで行っていなかった場合は、この機会にどのようにしたら原材料の安全性が確保できるのかを考え、実践してみましょう。